消費税の確定申告
今日は、消費税の確定申告を行いました。
初めてだったのですが、freeeが自動で結果を出してくれるので助かったんですが、
所得税の確定申告時に適当な部分があったので、随分時間がかかりました。
それは、「税区分」です。
「課税仕入」「課税仕入8%」というのは、よくわからず、適当に区分していたので、
消費税の確定申告における、「課税仕入れに係る支払対価の額」という謎の文言wの数字に違和感があり、迷走しました。。。。
要は、「課税対象の仕入費用(仕入高とか)」だけ抜き出して下さいということで、「非課税とか不課税とか(保険料、海外交際費、海外渡航とか)」を抜いてね、ってことなんですが、全然親切じゃありません。
で、freeeの場合は、その課税費用総額に、「課税仕入」「課税仕入8%」を掛けているだけなんですが、「課税仕入」は*4%で、「課税仕入8%」*6.3%に区分けされるんです。
それに気づくのに、2時間ぐらいかかったかな。。。。
で、そんな迷走での知識追加も相まって、やっと消費税の確定申告の計算式が大体わかった次第です。
結論からいうと、
コンサルタント(課税対象の費用が少ない)・・・・簡易課税がお得。
なぜかというと、簡易課税は、課税対象の費用を計算する必要がないんです(上記のくだり)。課税売上(コンサルFee)で受け取っている税額に、みなし仕入率を掛けて、支払うべき消費税を計算するだけです。
たとえば、1,000万の売上だと、まぁ80万ぐらいが消費税です。で、80万円のうち、みなし50%ぐらいが経費だとすると、40万円が支払うべき消費税ってことです。
でも、実はこの人、コンサル業なので、費用が自分の人件費だけでした。ってことだとすると、本則課税方式ならば、
80万円 ー 0円(既に支払った課税対象の費用) = 80万円が、支払うべき消費税になります。
40万円、控除できたので、簡易課税方式がお得ですね。
ということは、赤字の事業はどうなんでしょうか。
上記ケースの真逆(課税対象の費用で、売上が食われた・・・)なので、
簡易方式だと、本来払った消費税を見てくれないので、逆に損するわけです。
経費が多い事業をやってる人は、迂闊に簡易課税にすると損するわけです。
簡易課税、簡単ですよ!とかよく言ってますが、恐ろしいですね。
奇しくも私は、昨年度は、赤字だったので、(簡易課税の申請も遅れたので)消費税が還付(戻ってくる)ことになりました。
が、既に簡易課税の申請を提出しているので、2018と2019の2年は、強制的に簡易課税方式で、納税しなければなりません。
よって、、、、できるだけ、課税対象の費用は、減らしたほうがお得ですね。
でも、なんと、、、、当たり前ですが、費用の絶対額が減れば、所得税で、持ってかれます(納税が多い)。
まあ、うまく出来てるものですね(海外渡航で費用を増やせばいいですが、限度があります。。。。)
できれば、事業で儲けたお金は、課税対象の費用で、ガンガン使いましょう。
そうすれば、所得税も消費税も、そこまで持ってかれません。
へ? そうするとお金が貯まらない? そうですね、経済は潤いますね。
ほんと、税法って、国の経済が潤うように、巧く設計できてるんですね。
今日、やっとこれに気づいて、なんだか大人になった気がしました。